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ピンインの読み方一覧表【保存版】|子音・母音の読み方と日本人がつまずくポイントを発音専門スクールが解説

8月21日
読了時間: 8分

更新日:8月24日

「ピンインは読めるつもりだったのに、

実際に発音すると通じない」。


これは、中国語学習者からとてもよく聞く悩みです。


ピンインはアルファベットで書かれているため、

つい英語やローマ字のルールで読んでしまいます。


しかしピンインは、中国語の音を表すための記号であり、

ローマ字とは別のものです。


この記事では、子音と母音の読み方を一覧表で整理しました。

日本人が特につまずきやすいポイントと、

表を使った練習のコツまでまとめています。


ブックマークして、

発音練習のたびに見返せる保存版としてお使いください。

この記事は、龍9中国語サロンが中国語発音の指導経験をもとに作成しています。


1. ピンインとは?|1音節は「子音+母音+声調」でできている


ピンインとは、中国語の発音をアルファベットと記号で表記したものです。

中国語の1音節は、原則として子音・母音・声調の3つの要素でできています。


子音は音節の最初にくる部分、母音はそれに続く部分を指します。

そして、その音節全体の高さの動きを表すのが声調です。

例えば「好(hǎo)」は、子音がh、母音がao、

声調が第三声という組み合わせになります。


つまりピンインを読むということは、

この3つを同時に処理するということです。

一覧表を使うときも、子音の表と母音の表に分けて覚えると、

頭の中が整理しやすくなります。

コツ:ピンインは「英語のスペル」ではなく「音の設計図」です。 文字の見た目ではなく、口の形とセットで覚えましょう。
▶ 発音の悩み、独学のままにしていませんか? 龍9中国語サロンの体験レッスンはこちら

2. 子音の読み方一覧表

子音は全部で21個あり、

口のどこを使って音を出すかによってグループ分けできます。

バラバラに覚えるよりも、

グループごとにまとめて練習する方が確実に定着します。

グループ

代表的なピンイン

読み方の目安

日本人の注意点

唇の音

b / p / m / f

バ行・パ行・マ行・ファ行に近い

bは濁音ではなく、息を抑えた音。pは息を強く出す

舌先の音

d / t / n / l

ダ行・タ行・ナ行・ラ行に近い

dとtの違いは濁るかどうかではなく、息の強さ

のどの奥の音

g / k / h

ガ行・カ行・ハ行に近い

hは日本語のハ行より、喉の奥で強く摩擦させる

舌面の音

j / q / x

ジ・チ・シに近い

唇を横に引き、舌の面を上あごに近づける

そり舌音

zh / ch / sh / r

舌を上に巻き上げて出す音

日本語に無い音。z・c・sと混同しやすい

舌歯の音

z / c / s

ヅ・ツ・スに近い

舌は巻かず、前歯の裏に当てる

表の「読み方の目安」は、

あくまで音をイメージするための入り口です。

カタカナは補助輪のようなもので、

そのまま覚えてしまうと通じない発音になります。


特に、j・q・xとzh・ch・sh、

そしてz・c・sの3グループは要注意です。

日本語ではどれも同じ「シ」「チ」に聞こえてしまうため、

意識しないと区別できません。


この3つを区別できるかどうかが、

初級を抜けられるかどうかの分かれ目になります。

コツ:子音は1つずつではなく、グループ単位で練習すること。 同じ口の形のまま、息の強さだけを変える感覚をつかむのが近道です。

3. 母音の読み方一覧表

母音は子音の後ろに続く部分で、

単母音・複母音・鼻母音などに分けられます。


数は多く見えますが、

6つの単母音の組み合わせでできているため、

土台さえ押さえれば怖くありません。

グループ

代表的なピンイン

読み方の目安

日本人の注意点

単母音

a / o / e / i / u / ü

ア・オ・ウー・イ・ウ・ユー

eは「エ」ではなく、口を軽く開いた曖昧な音

複母音

ai / ei / ao / ou / ia

2つの母音を滑らかにつなぐ

前の母音を長め、後ろを軽く添える

鼻母音(n)

an / en / in / uan

舌先を上の歯茎につけて終える

口を閉じて「ン」で終わらせない

鼻母音(ng)

ang / eng / ing / ong

舌の奥を上げ、鼻に抜けて終える

nとngの区別は日本語には無い

そり舌母音

er

舌を軽く巻いた「アル」に近い音

「エル」とは読まない

特に注意したいのが、nとngの区別です。

日本語ではどちらも「ン」で処理してしまうため、

意識しないといつまでも区別できません。

また、üの音は日本語に存在しない音です。


唇を「ウ」の形にすぼめたまま「イ」と言うと、

近い音を出すことができます。

コツ:母音は「口の形」で覚えること。 鏡の前で唇と舌の位置を確認しながら発音すると、自分のクセに気づきやすくなります。
▶ 表は読めても、自分の音が合っているかは独学では分かりにくいもの。 体験レッスンでプロにチェックしてもらいませんか?

4. 日本人が特に間違えやすいピンイン|原因と対策

ここでは、

日本人学習者が特に間違えやすいピンインを5つ挙げます。

自分に当てはまるものがないか、

確認しながら読んでみてください。

よくある間違い

原因

対策

qを「ク」と読んでしまう

英語のqのイメージが残っている

唇を横に引き、「チ」に近い音から練習する

zh・ch・shをz・c・sと同じに発音する

そり舌の動きが日本語に無い

舌先を上あごへ巻き、鏡で位置を確認する

bを濁音、pを清音として区別する

日本語の濁音・清音の基準で聞いている

手を口の前に当て、息の強さで区別する

anとangを同じに読んでしまう

日本語ではどちらも「ン」になる

語尾で舌先が歯茎につくかどうかを確認する

üをuと同じに読んでしまう

表記が似ていて見落としやすい

唇をすぼめたまま「イ」と言う練習をする

これらは、才能やセンスの問題ではありません。

日本語の音の枠組みで中国語を処理してしまうために起こる、

構造的なズレです。

逆に言えば、ズレの正体さえ分かれば、

意識するだけで改善できる部分も多くあります。

コツ:自分がどのパターンに当てはまるかを知ることが最優先です。 全部を直そうとせず、まず1つに絞って集中的に練習しましょう。

5. ピンイン一覧表の正しい使い方|3つのステップ


一覧表は、眺めているだけでは発音は身につきません。


次の3つのステップで「使う」ことで、

はじめて効果が出ます。


ステップ1:必ず音声とセットで確認する


表の文字だけを見て発音すると、

ローマ字読みのクセが強化されてしまいます。

教材アプリや辞書の音声機能を使い、

必ず耳で確認しながら進めましょう。


ステップ2:似ているグループを対比させて練習する


j・q・x、zh・ch・sh、z・c・sのように、

似ているグループを続けて発音します。

違いを比べることで、

耳と口の両方が音の差を認識しはじめます。


ステップ3:録音して自分の音を客観的に聞く


自分の発音を録音し、

お手本の音声と交互に聞き比べてみてください。

発音しているときの感覚と、録音された実際の音には、

ほとんどの場合ギャップがあります。

コツ:1日5分でかまいません。 「表を見る→声に出す→録音して聞く」までをワンセットにすると、上達スピードが変わります。

まとめ:ピンイン表は「暗記するもの」ではなく「毎日使う道具」


ピンインが難しく感じられるのは、日本語にない音を、

見慣れたアルファベットで表しているからです。


子音・母音・声調という3つの要素に分解し、

グループごとに練習すれば、確実に整理できます。


一方で、自分の発音が正しいかどうかを、

自分の耳だけで判断するのは簡単ではありません。

特にそり舌音やnとngの区別は、

独学でクセがついてから直すと、何倍も時間がかかります。


もし今、ピンインの読み方に不安があるなら、

早い段階でプロの耳にチェックしてもらうことが、

結局は近道になります。

よくある質問(FAQ)


ピンインは全部暗記しないといけませんか?


一覧表を丸暗記する必要はありません。

子音・母音をグループごとに整理し、

音声とセットで繰り返し発音していれば、

単語を覚える過程で自然に定着していきます。


まずは日本語に無い音(そり舌音、j・q・x、ü、

nとngの区別)から優先的に押さえるのが効率的です。


ピンインをカタカナで覚えてもいいですか?


学習の入り口としてカタカナを使うのは構いませんが、

そのまま覚えると通じない発音になります。

カタカナはあくまで音のイメージをつかむための補助であり、

最終的には音声を聞き、

口の形と一緒に覚え直す必要があります。


ピンイン表はどのくらいの期間で覚えられますか?


個人差はありますが、

毎日10分程度の音読と聞き取りを続ければ、

基本的な読み方は数週間で一通り身につくケースが多いです。

ただし、正確に発音し分けられるようになるまでには、

フィードバックを受けながらの練習期間が

別に必要になります。


üはどう発音すればいいですか?


唇を「ウ」の形にすぼめて固定し、

その状態でイの音を出すと、近い音になります。

日本語に無い音のため、

鏡で唇の形を確認しながら練習するのがおすすめです。なお、

j・q・xの後ろに続く場合は、

点を省略してuと表記される点にも注意しましょう。


ピンインの読み方は独学でも身につきますか?


読み方のルール自体は独学でも学べます。ただし、

自分の発音が正しいかどうかは、

自分の耳だけでは判断しにくいものです。

誤ったクセがついたまま進んでしまうことも、

少なくありません。学習初期に一度、

専門家によるチェックを受けておくと、

その後の遠回りを防げます。

 
 
 

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