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中国語のzh・ch・sh発音の違い|有気音と無気音の聞き分け方を発音専門のオンラインスクールが徹底解説

8月23日
読了時間: 6分

更新日:9月3日

中国語のzh・ch・shの発音の違い|有気音と無気音の聞き分け方

zh・ch・shの発音が、

いつも同じように聞こえてしまう。

中国語を勉強していると、多くの人がこの壁にぶつかります。

実はこの3つの音は、

舌の位置がほぼ同じであるにもかかわらず、

息の出し方に明確な違いがあります。


この違いを理解しないまま練習を続けると、

聞き分けも言い分けもいつまでも安定しません。

この記事では、

zh・ch・shの発音の違いを「有気音・無気音」


という観点から整理します。

3つの音を区別するための具体的な練習法も

あわせて紹介します。

この記事は、龍9中国語サロンが中国語発音の指導経験をもとに作成しています。

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1. zh・ch・shの舌の位置|まずは共通点を確認

zh・ch・shは、

いずれも舌先を上あごの奥に

向けて巻き上げて出す「巻き舌音(そり舌音)」

の仲間です。


舌の位置そのものは、

3つともほぼ同じだと考えて構いません。

舌の巻き方や口の形について詳しくは、以前の記事「中国語の巻き舌音(zh・ch・sh・r)の発音コツ」で詳しく解説しています。

この記事では、舌の位置が同じにもかかわらず、

なぜ3つの音を区別できるのかという点に絞って説明します。

また、舌先を下の前歯につけたまま発音する「j・q・xの発音の違い」と混同しやすいという声もよく聞きます。舌先が上を向くか下前歯につくままかという違いについては、そちらの記事で詳しく解説しています。

コツ:舌の位置は3つとも共通です。違いを生んでいるのは「息」と「声」の使い方にあります。

2. zhとchの違い|有気音・無気音とは何か

zhとchを区別する最大のポイントは、「有気音」

と「無気音」という息の強さの違いです。

無気音のzhは、息をほとんど出さずに、

押えた音で発音します。


一方、有気音のchは、

発音した瞬間に強い息を勢いよく吐き出します。

日本語には、

この有気音・無気音を区別する習慣がありません。


そのため多くの日本人学習者が、息の強さを意識せずに、

なんとなく似た音として発音してしまいます。

発音

種類

息の出し方

日本人が崩れやすい点

zh

無気音

息を押えて出す

息を出しすぎてchに近づく

ch

有気音

強い息を勢いよく出す

息が弱くzhに近づく

sh

摩擦音(有気音・無気音の区別なし)

舌の隙間から息を絞り出すように出す

舌が下がり日本語の「シ」になる

表からも分かるように、zhとchの違いは舌の形ではなく、

息をどれだけ強く出すかにあります。

手のひらを口の前にかざしながら発音すると、

息の強さの違いを確認しやすくなります。


コツ:無気音は「静かに」、有気音は「勢いよく」。息の強さの差を大げさなくらい意識すると区別しやすくなります。
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3. shはなぜ別枠?|摩擦音としての性質

zhとchが「有気音・無気音」のペアであるのに対し、

shにはそのペアが存在しません。

shは舌の隙間から息をこすり出すようにして出す「摩擦音」

だからです。


日本語の「シ」との大きな違いは、舌の位置にあります。

日本語の「シ」は舌先が前寄りですが、

shは舌先を上あごの奥まで巻き上げたまま、

息を摩擦させて出します。


つまりshを日本語の「シ」で代用してしまうと、

舌の巻きが浅くなり、

こもったような不明瞭な音になってしまいます。

コツ:shは有気音・無気音を考える必要がない代わりに、舌を巻いたまま息を絞り出す感覚が最重要です。

4. よくある勘違いと対策

よくある勘違い

原因

対策

zhとchが同じに聞こえる

息の強さの差を意識していない

無気音・有気音を大げさに誇張して練習する

shが日本語の「シ」になる

舌の位置が前寄りに戻っている

舌先をどこにも触れさせず奥で摩擦させる

単語の途中でzh・ch・shが崩れる

最初の音だけ意識し持続できていない

母音まで巻きと息の強さを保つ練習をする

こうした勘違いの多くは、

練習量ではなく「何を意識すべきか」

が整理されていないことが原因です。

息の強さと舌の位置、この2つを切り分けて考えるだけで、

聞き分けの精度は大きく変わります。


5. zh・ch・shを聞き分け・言い分ける3つの練習法

練習法1:手のひらで息の強さを確認する

手のひらを口の前に置き、zh・chを交互に発音します。

無気音のzhでは息をほとんど感じず、

有気音のchでは強い息が手に当たるはずです。

練習法2:ミニマルペアで対比練習する

「zhi・chi」「zha・cha」のように、

有気音と無気音だけが違う単語のペアを繰り返し発音します。

息の強さ以外の条件をそろえることで、

違いに集中して練習できます。


練習法3:録音して客観的に聞き比べる

自分の発音を録音し、ネイティブの音声と比較します。

発音しているときの感覚と、実際に録音された音との間には、

多くの場合ズレがあります。

コツ:3つの音を一度に覚えようとせず、まずはzhとchの対比から始めると習得がスムーズです。

まとめ:zh・ch・shは「息」の使い方で区別する

zh・ch・shの違いは、舌の位置ではなく、

息の強さと出し方にあります。

zhは息を押えた無気音、chは強い息を出す有気音、

shは舌を巻いたまま息を摩擦させる音です。


この違いは理屈で理解できても、

実際に自分の口で再現できているかどうかは、

自分では判断しにくい部分でもあります。

特に有気音・無気音の区別は、日本語にない感覚のため、

独学だと曖昧なまま定着してしまうケースが

少なくありません。


もし今、zh・ch・shの発音に自信が持てないなら、

早い段階でプロに息の使い方をチェックしてもらうことが、

遠回りを防ぐ近道です。

よくある質問(FAQ)

zhとchの違いが聞いてもわかりません。どう練習すればいいですか?

まずは手のひらを口の前にかざし、

息の強さの違いを目で見て確認する練習から始めましょう。

無気音のzhは息をほとんど感じず、

有気音のchでは強い息が手に当たります。


感覚がつかめてきたら、

ミニマルペアでの反復練習に進むと効果的です。

shは巻き舌音の記事とどう違うのですか?

舌の巻き方そのものはzh・ch・shで共通していますが、

この記事では3つを区別するための「息の使い方」

に焦点を当てています。

舌の基本的な位置については、

巻き舌音の解説記事もあわせてご覧ください。


有気音・無気音は日本語にもありますか?

日本語には、

有気音・無気音を意味の違いとして区別する仕組みが

ありません。

そのため多くの日本人学習者にとって、

この区別は新しく身につける必要がある感覚です。


zh・ch・shが通じないと、どんな影響がありますか?

有気音・無気音の区別を誤ると、

まったく別の単語として聞き取られてしまうことがあります。

特にビジネスシーンでは、

誤解を防ぐためにも正確な発音が重要です。


独学でzh・ch・shの区別を身につけることはできますか?

録音や手のひらを使った自己チェックはある程度有効ですが、

息の強さの感覚は自分では気づきにくいと

いう特徴があります。

学習初期の段階で専門家に発音をチェックしてもらうと、

誤ったクセがつくのを防げます。


 
 
 

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